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いざという時に家族を守りたい。地震に強い家ってどんな家?



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2018年6月、大阪北部で大きな地震がありました。被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。近年日本で起きた震災で多数の住宅に被害が出たことを受け、住まいの耐震性を重視する方が増えたことと思います。そこで今回は、住まいの耐震性についての基礎知識を特集します。大地震はいつ起きるかわかりません。万一の時でも家族や財産を守れるよう、これから家を建てる方は、ぜひ参考にしてください!
 

住宅の耐震性は建築基準法で決められています


建築基準法は、住まいを建てる際に必ず守らなければならない法律です。耐震性についても規定されていますが、その基準は大地震のたびに見直されてきました。1981年6月に改正された「新耐震基準」では、「震度5程度の地震に対して損傷を受けない」「震度6~7の地震でも倒壊・崩壊しない」よう基準が定められました。それ以前の「旧耐震基準」では、「震度5程度の地震で倒壊または崩壊がない」という記載にとどまり、震度6~7の大地震については基準がありませんでした。そのため、1995年の阪神・淡路大震災では、新耐震基準より前に建てられた古い住宅は大きな被害を受けていたことが調査でわかっています。
 


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阪神・淡路大震災では、旧耐震基準の家の60%以上が中破以上の大きな被害を被っています。新耐震基準の家の70%以上が小破・軽微な被害または無被害であることと比べると、その差は明らかです。
 


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これから新築する家であれば新耐震基準を満たしていますので、ベースとなる安全性は確保できていると言えます。1981年以前に建てられた住まいは、耐震リフォームなどで地震に備えた方が安心です。
 



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新耐震基準では、震度6~7の本震1回では倒壊しないことが想定されていますが、2016年に発生した熊本地震では、前震(震度7)のあとに本震(震度7)が発生し、震度6以上の余震が何度も発生しました。より安全な家づくりをするためには、余震の規模や回数を想定した地震対策も必要になります。
 

耐震・制震・免震の違いを知っていますか?


地震に強い家をつくるためには、建築基準法の新耐震基準をクリアすることが最低条件です。その上で、住宅メーカーや工務店などが、より耐震性能を高めるための独自の工夫を取り入れています。建物の地震対策には、『耐震』『制震』『免震』の3つの種類があります。依頼先がどの対策法を取り入れているのかも、検討材料のひとつにしてはいかがでしょうか。
 



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地震に強い家を建てる6つのチェックポイント


最後に、地震に強い家を建てるために知っておきたい6つのポイントをご紹介します。住まいの耐震性能は、様々な要素の組み合わせで、総合的に判断する必要があります。安全性と快適な暮らし、予算のベストなバランスを見つけてくださいね!
 

1.地盤



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建物の耐震性が高くても、建物を建てる地盤が弱ければ、地震に強い家とは言えません。より安全性を追求したい場合は、コストはかかりますが地盤調査や地盤改良(杭などで補強する)をすると安心です。
 

2.基礎



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建物を支える基礎も地震対策のポイントです。建物の壁に沿ってコンクリートを打つ「布基礎」(ぬのぎそ)よりも、床下全体をコンクリートで固める「ベタ基礎」(べたぎそ)の方がコストはかかりますが耐震性は高くなります。
 

3.構造



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木造住宅では、柱と梁を点で支える在来工法(木造軸組工法)よりも、野村工務店でも採用している2×4工法(木造枠組工法)の家の方が地震に強い構造と言われています。
 

4.屋根材



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建物の重心が高い位置にあると、地震の揺れが増幅します。重量のある昔ながらの屋根瓦ではなく、軽い屋根材を採用することで、建物自体の重量を軽くして重心を下げることができ、建物への負荷を減らせます。
 

5.耐震等級



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「住宅性能表示基準」の耐震等級が高いほど地震に強い家になります。住宅にまつわる様々な耐震等級2相当以上であれば、所得税の住宅ローン控除など、様々な税制優遇を受けられる「長期優良住宅」の認定基準を満たすことができます。
 

6.間取り


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※間取りはイメージです。
 
柱や梁、壁の強度で地震に耐える耐震構造の場合は、真四角な建物で、窓や吹き抜け、大空間などの少ない方が地震に強い家になります。しかし、毎日の暮らしのことを考えると、あまり窮屈な家にはしたくない、という方も多いでしょう。「耐震性」と「理想の間取り」の上手なバランスを、設計士さんとよく相談することが大切です!
 
いかがでしたか?最近起こっている大地震は、本震の後に大きな余震が続く傾向があります。住まいが倒壊せずに残ることは、被災後の生活を守ることにもつながります。これから家を建てる方は、ぜひ耐震性も家づくりの検討材料にしてくださいね!