ホテルみたいに快適!こだわりの洗面室のつくり方 2017年 08月 25日
毎朝の身支度や洗濯など、使う頻度が高いのに、家づくりでは後回しにされがちなのが「洗面室」です。一般的には、洗面台と収納が一体となったシステム型を設置するのが主流ですが、洗面ボウルや水栓、カウンター、壁のデザイン、動線などにこだわることで、より快適な空間がつくれます。今回は、ホテルのように美しく使いやすい洗面室をつくるための、こだわりポイントをご紹介します!
好みのパーツを組み合わせた、オリジナルの洗面室
洗面ボウル、水栓、カウンター、鏡といった、洗面台を構成するパーツを一つひとつ選ぶことで、オーダーメイドの洗面台が完成します。雑誌などで気に入ったデザインのものがあればスクラップしておき、インテリアコーディネーターさんに相談してみましょう!
収納を確保しつつ、オリジナル感を演出しました。大きな鏡と細長いタイルをアクセントにした、さわやかな空間。水に強いタイルは洗面所にぴったりな素材です。洗面台の下は収納付きのカウンターをチョイス。鏡の裏にも細々とした日用品をたっぷり収納できますよ!
ブルーを基調とした、オシャレな洗面台は、なんとイタリアからの輸入品です!こだわりの自由設計で家を建てるなら、輸入設備に目を向けるのもいいですね!横長のミラーは、見た目の良さだけでなく、家族が2人同時に使えるという機能面のメリットも。間接照明で、リラックス感がアップします。洗面台と床の間が空いているため、掃除がしやすく体重計などもスッキリ片付けられますね!
システムタイプの洗面台でも、造作によってオリジナルな空間がつくれます。写真は洗面台の脇にカウンターを取り付け、ホテルのようなパウダースペースをつくりました。赤い収納扉とモザイクタイルがアクセントとなり華やかな雰囲気に。家族が並んで身支度するときも広々と使えますよ!
洗濯をもっと気持ちよく!明るく動線のいい洗面室
間取りの隅に追いやられることが多い洗面室も、動線を考えてつくると空間自体が快適に。たとえばバルコニーやテラスとつないで洗面室に窓を設けることにより、明るく、換気がしやすくなります。重い洗濯物をかかえて運ぶ距離が短くなれば、家事効率もアップ。主婦にやさしい洗面室をぜひ検討してみてください!
洗面室の横にサービスバルコニーを設けました。洗濯機から洗濯物を出し、たった1歩で干せるという、究極に効率のいい動線です!お風呂上りに窓を開けて涼むのもいいですね。湿気がこもりがちな洗面室の換気がしやすくなり、カビやニオイの発生を抑えられます。
1階のテラスと洗面室をつなげたパターンも。洗濯に便利なのはもちろん、たとえばお子様がスポーツなどで泥んこ汗だくで帰ってきたときに、洗面所へ直行して洗濯物を置き、手足を洗ってから部屋に入る、といった使い方ができます。玄関や廊下が汚れないのは嬉しいですね!
暗くなりがちな洗面室も、ひとつの部屋と考えて快適さにこだわった例です。広さが確保できない場合は、タテの空間を活用することを考えてみましょう。吹き抜けと天窓を設けることで、コンパクトな空間でも、実際より広く感じられます。
洗面所を「家事室」ととらえてみるのはいかがでしょう?洗面台の脇にカウンターを設けることで、アイロンがけや洗濯物たたみなど、ちょっとした作業ができる空間に。カウンター下は、意外と置き場に困るランドリーボックスの指定席としても活用できます。窓から明るい自然光が入るので、メイクコーナーにするのもいいですね!
ホテルのように快適で、オリジナルな洗面所をつくるには、一般的なイメージから少し離れて考えるといいかもしれません。広さが確保できなくても、デザインや動線にこだわれば、使いやすく気持ちの良い空間になりますよ!毎日使う場所だから、ぜひお気に入りの洗面所をつくってくださいね!