玄関まわりで住まいの個性を演出しよう! 2018年 09月 27日
来客や、道行く人の目に最も触れやすいのが玄関まわりです。そのデザインは、住まいの外観を引き立たせ、街並みをつくる大切な役割も果たします。実は、お客様をお出迎えする門柱やポストといった玄関まわりは、住まいの第一印象を決める大きなポイントになるのです。そこで今回は、家を建てる前に知っておきたい玄関まわりの考え方を特集します!マンションだと難しい独自のアレンジを楽しめるのも、戸建ての特権ですね。街並みや住まい全体の統一感に配慮しつつ、個性溢れる事例写真をたっぷりお届けしますので、家づくりの参考にしてくださいね!
門柱・ポスト・植栽・外灯の組み合わせで表情をつくる
玄関まわりを構成するのは、主に表札などを取りつける門柱・ポスト・植栽・外灯になります。これらのアイテムは種類が豊富なので、組み合わせによって個性を発揮することができます。「敷地が狭いから」という理由で、コンクリートで固めただけの味気ない玄関まわりにするのはもったいない!あきらめないでください!限られたスペースでも「自分らしい家の顔」にこだわってみましょう!
色選びやイメージなどに迷ったら、建物の外観とのバランスを見ながら考えていきましょう。こちらは、門柱のまわりに自然石と植栽を配しています。石のテクスチャーを感じさせる門柱と深いブラウンのポストでシックにまとまっていますね!
白と黒のモノトーンというシャープな印象のカラーですが、凹凸のあるデザインの素材を使い、足元に植栽を配することで柔らかい雰囲気になりますね!
幅の広いブラウンの門柱に白いポストがアクセントとなったナチュラルな例です。大きな自然石と植栽にもよくなじむ、高級感のある玄関まわりです。
レンガの門柱とシャンデリアのような外灯、曲線のポスト、花壇との組み合わせ。前を通ると、ふっと顔がほころびそうな、やさしい雰囲気の「家の顔」ですね。広い庭がなくても、玄関まわりのちょっとしたスペースでガーデニング気分を楽しめますよ!
おもてなしの気持ちを表すアイテムを取り入れるのもいいですね!玄関まわりのちょっとした遊び心が「あなたらしさ」を表現してくれます。
夜間に明かりを灯してくれる大切な存在が外灯です。外灯にも様々な種類がありますが、こちらは門柱灯です。アンティーク調のガラスデザインが素敵ですね。自由設計の住まいなら、基本的にどんなアイテムでも選べますので、ぜひイメージに合う品を探してみてください。
玄関を照らしてくれるポーチ灯も、ちょっとしたデザインの違いに個性が出ます。細かなアイテムですが、夜間には目を引くものですので、ひとつひとつにこだわりながら全体のテイストを統一すると、住まいが一層引き立ちますよ!
玄関まわり全体のテイストを統一すると個性が際立つ
先ほどご紹介したアイテムだけではなく、玄関ドアや塀、アプローチなど、外構全体のデザインテイストをまとめると、住まいの個性がより際立ちます。ライフスタイルやお好みに合わせてイメージしてみてくださいね!
ヤシの木のような植栽と赤いポストがポイント。モスグリーンの玄関ドアともよく合っていますね!アメリカ西海岸を思わせるオシャレな玄関まわりは、住む人のセンスの良さがうかがえます。
市松模様に敷かれた階段が目を引くアプローチ。大きな白い塀のガラスブロックがアクセントとなって圧迫感がやわらげられています。レトロ感漂うやさしい雰囲気を醸し出しつつも、玄関ドアや階段の手摺り、門柱灯にアイアンを取り入れることで、デザインが引き締められています。
石をふんだんに使ったアプローチと植栽は、自然につつまれた別荘に来たかのような気持ちになりますね!住む人も訪れる人も、ここを通るたびに癒されそうです。
こちらは、中庭を通って玄関に入るという珍しい動線の住まいです。都心の狭小地でも、プライバシー性と光と緑を確保するアイデア。のびやかなシンボルツリーと、降り注ぐ光もまるごとデザインされています。夏には木陰が直射日光をやわらげ、ウッドデッキが照り返しを防ぐことで体感温度を下げる効果もあります。玄関前にベンチを置けば、荷物置き場としても、ちょっとした公園気分を楽しむコーナーとしても活用できますね。
いかがでしたか?住み心地の良い家づくりのためには、間取りはもちろん大切です。でも、毎日使う場所であり、目に入りやすい玄関まわりにもこだわることで、新居の満足感が格段にアップしますよ!「どんな家の顔をつくろうかな?」と、ぜひイメージしてみてくださいね!