「面」で建物を支え地震にも強い2×4(ツーバイフォー)工法 2018年 07月 31日
【「面」で建物を支え地震にも強い2×4(ツーバイフォー)工法】
みなさんこんにちは、野村工務店です。
地震に豪雨と大きな災害を目にすると気になるのが、住まいそのものの強さです。住宅は構造や工法によっても強度が違います。基本的な知識をおさらいしておきましょう。
日本の住宅建築は、木造・鉄・コンクリートといった素材と構造体によって主に4つの工法に分類できます。さらに、大手住宅メーカーが採用するプレハブ工法を合わせると5種類に。このうち、一戸建て住宅で主流となるのは在来工法(木造軸組工法)とツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)です。
●在来工法(木造軸組工法)の特徴
日本の伝統的な建築方法で、柱と梁、筋交いといった、縦・横・斜めの軸によって建物の構造体をつくります。
【メリット】間取りの自由度が高く、狭小地や変形敷地でも建築しやすい工法です。他の工法に比べると費用を抑えることができます。
【デメリット】大工さんの技術によって品質にバラツキが出ることも。鉄やコンクリートに比べると、柱のない大空間や全面開口などの設計にはあまりむきません。木材は水分に弱いため、しっかりした防水対策が必要です。
●2×4(ツーバイフォー)工法(木造枠組壁工法)の特徴
北米で最もポピュラーな工法で、主に使用される木材のサイズが2インチ×4インチであることから。2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれています。規格化された部材でパネルをつくり、床・壁・天井の「面」で建物を支えるのが特徴です。
【メリット】しっかりした箱型構造のため、地震の揺れが分散されて構造体を守れます。「面」を組み合わせることにより、高い気密性・断熱性が得られ、快適な室内環境がつくれます。規格化された合理的な工法なので工期が比較的短く、品質が均一に保てます。
【デメリット】壁によって耐震性が確保されているため、リフォーム時の間取りの変更や大きな開口などに制限があります。
野村工務店が手掛ける一戸建て住宅では、そのほとんどが2×4(ツーバイフォー)工法を採用。使用する木材のために専用プレカット工場も所有し、高品質の家づくりを実現しています。構造や木材など、詳しいご案内をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。