日当たりの良さや眺望が魅力!暮らしを豊かに彩る2階リビング。 2016年 12月 22日
家の間取りは、1階にリビングとダイニングキッチン、2階に寝室や子供部屋、というパターンが主流ですよね。でも、住宅密集地などに建てる住まいでは、日当たりや眺望の良さを求めて「リビングを2階に設ける」ことを選択するケースもあります。今回は、実際に新居で2階リビングを採用された方からのアンケート結果も交えて、1階リビングでは味わえない暮らしを実現する「2階リビングの良さ」をご紹介します!
◆ イルミネーションとの競演で、クリスマスパーティを素敵に演出! ◆
もうすぐクリスマス。最近では、自宅にイルミネーションを飾る方も増えてきました。2階リビングなら、隣接するバルコニーに飾ったイルミネーションや、窓からの夜景を眺めながらのクリスマスパーティができるのです!照明を消して、クリスマスツリーやキャンドルなど、室内と屋外の光の競演を楽しむ時間と空間は、大切な人と過ごす聖夜を素敵な思い出にしてくれるのではないでしょうか。
2階リビングは1階のリビングとは違い、玄関や駐車場のスペースを必要としない分、空間を広く取ることができます。広々としたLDKで、ホームパーティもゆったり楽しめますよ!
◆ 家族が自然と集まる、居心地のいいリビングに。◆
2階リビングは日当たりが良く、「日中は照明がなくても明るい」「冬は暖かい」という意見が多く寄せられました。さらに「くつろぐ場所が高いので気持ちいい」「リビングからの夜景がきれい」といった眺望の良さを挙げる方も多数。なんと、夏には2階リビングから花火大会が見えるというお宅も!眺望を考慮して、部屋や窓を配置することがポイントですね。また、隣家の塀や壁に遮られないので、通風が良くなることも特長のひとつ。家族が自室にこもらず、居心地のいいリビングに集まるという効果も期待できます。
採光・通風・眺望にすぐれた、快適性の高い2階リビング。1階では窓の外が隣家の塀や壁になってしまうこともありますが、2階リビングなら視線が抜けるので、室内が広く感じられます。
こちらの家は、屋根を吹き抜けにして、高い位置に採光窓を設けています。リゾートのログハウスを思わせる、傾斜天井の吹き抜けがあるくつろぎ空間をつくれるのは、2階リビングならでは。たっぷりの日差しが取り込まれ、まさに「昼間は照明いらず」ですね!
屋根の傾斜を利用した、天窓のあるリビングです。夜には月や星が見えるかも?昼だけでなく夜にも楽しみがありますね。吹き抜けになった傾斜天井は開放感たっぷり。
◆ 人目を気にせず、開放的に暮らせます。◆
道路に面した敷地でも通行人からの視線が2階リビングをつくるときの注意点は?気にならず、生活しやすいというメリットもあるようです。カーテンや窓を全開にしても大丈夫!という意見もありました。開放的な暮らしは、2階リビングの醍醐味ですね。せっかくの眺望や日当たりの良さをもっと楽しむために、LDKに面して、床との段差がないフラットバルコニーを設ける方も多いようです。
窓やカーテンを全開にしても、通行人などの視線が気にならず、安心です。
LDKに面してフラットバルコニーを設けると、さらに開放感がアップ。室内の床との段差がないため、リビングの延長として手軽にアウトドアを楽しめます。キッチンからすぐに料理などを運べるので、準備や片付けもラクにできるのが嬉しいですね!
◆ 2階リビングをつくるときの注意点は? ◆
さて、これまで2階リビングのメリットを挙げてきましたが、2階リビングのプランニングで気を付けたいこともあります。
・冬は暖かいが、夏は暑さが気になることも
日当たりが良い分、夏は暑さ対策が必要です。リビングを配置する方角に配慮する、庇を長めにする、バルコニーを設ける、などの工夫により、室内への直射日光をある程度抑えることができます。
・重いものを持って2階に上がるのが大変
「買い物帰りに、重いものを持って階段を上るのが大変」という意見も。生鮮食品などは難しいですが、日用品のストックなどは1階に収納を設け、必要な分だけ運ぶようにすることで負担を軽減できそうです。
・バルコニーの洗濯物が丸見え
リビングに面したバルコニーしかない場合は、洗濯物が目に入ってしまい、来客時などは困りますね。例えばサービスバルコニーを設けて洗濯物はそちらに干す、リビングからの死角ができるバルコニー形状にするのも良いかもしれません。
2階は玄関や駐車場の制約を受けないので、1階リビングに比べてスペースを広く取ることができます。水回りも2階にまとめれば、効率よく家事ができますね!
いかがでしたか?敷地の周辺環境によっては、リビングを2階にすることで、大きな恩恵が得られることがわかりました。もちろん、2階リビングのデメリットもしっかり考慮した上で、設計士さんとよく相談し、家づくりの選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。