階段は上下階の通路!? いえいえ、階段にもこだわってみませんか? 2022年 07月 23日
「階段」の役割をご存知ですか? 上下階を繋ぐ通路?
例えば、リビング階段にするかどうかで、家族の家の中での動線がかわります。リビング階段にすれば家族は必ずリビングを通ってから自室に行くので自然と家族の触れ合う時間が増えます。またリビングとは別で階段を設けると来客の多い場合などはお客様が来られている際も気を遣わずに出入りができます。なので階段は実はちゃんと考えたいポイントの1つなんです。
そして、階段をどの位置に設けるかを考えた後は階段のデザインについても考えてみましょう。
階段の上にトップライトを設けることで2階の光を1階にたっぷりと届けることができるストリップ階段は1階のLDKや玄関ホールを明るく開放的してくれます。 そして、玄関ホールに設けるなら階段を主役に考えてみてはいかがでしょう? 吹抜けのホールと一体化させたり、アイアン素材を使ったり、回転構造にしたり…。
住まいの顔となる玄関の印象が一変しますよね。
そしてリビング階段なら、視線や光を遮らないようにスケルトン階段にしてみるのもいいでしょう。こちらもスケルトン階段とデザインの相性がいいアイアン素材を使ったモダンなコーディネートです。
次に“機能性”。
階段下は収納スペースにすることもできますが、それだけではちょっともったいない…。特にリビング階段の場合は、工夫によっては家族の暮らし方も豊かになるのです。 例えばカウンターデスク付のワークコーナー<を作れば子どもの宿題コーナーやパソコンスペースになります。扉を設置すれば隠れ家書斎スペースを作ることも可能です。
もうひとつ、忘れていけないのは“安全性”と“使いやすさ”
階段一段の段差を「蹴上げ(けあげ)」、奥行きを「踏み面」と呼びます。居室を広くとるために蹴上げを高くして踏み面を狭くするケースもあるようですが、それでは急階段になってしまいます。建築基準法でも基準が決められていますが、野村工務店では安全性を第一に考えて、基準よりも蹴上げ(けあげ)や踏み面に余裕をもった階段の設計を行っているのです。
モデルハウスをご見学の際や、注文住宅をご検討される場合はデザインや設置場所以外にも、階段の高さや踏み面の幅なども合わせてチェックするのもポイントです。
そのゆとりある階段は外部階段としても施工可能です。
写真は1階は駐車スペースとフリールーム、2階、3階にLDKと各居室を設けた3階建ての住まいですが、2階の玄関まで続く階段をゆるやかに設計することで毎日の昇り降りが苦にならず、また2人並んで歩けるゆったり幅がさらに毎日ストレスなく過ごせるように工夫されています。
毎日必ず昇り降りする階段はしっかり考えて設計することで、毎日の生活の快適度がかわります。ぜひ住まいのづくりのご参考になさってください。
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