2階にリビングにするメリットとデメリットは? 2024年 09月 30日
従来では1階に配置されることが多かったリビングですが、近年は2階にリビングを設ける場合も増えています。
今回のコラムでは、そんな2階をリビングにするメリット・デメリットをご紹介。
間取りを考える際のポイントや、向いている人・向いていない人もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①メリット
・採光性・通風性がよい
住宅密集地だと土地を広く確保することが難しく、高さのある、縦長の住宅が多くなりがちです。
そのため1階は近隣住宅の陰になりやすく、日当たりや風通しが悪くなる可能性が2階にリビングを配置すれば、
たとえ大きな窓を取りつけられなくても、高窓や天窓を設置することで、光や風を取り入れやすくなります。
・天井高を活かした空間設計ができる
2階リビングでは、天井高を活かした開放的な空間づくりが可能です。
1階だと制限されてしまう事もある天井高ですが、2階の場合、屋根の近くの高さに設置することができます。
屋根の傾斜を利用した勾配天井にすると、視覚効果でより広く感じられますし、
ロフトをつくり広々とした収納を確保することも可能です。
・構造的に安定しやすい
2階リビングでは2階に広い空間を取るぶん、寝室や子供部屋を1階に配置する間取りにすることが多いです。
1階に部屋数が多くなると、2階を支える柱や壁が増えるので、構造が安定しやすくなります。その結果、住宅の耐震性が高まりやすいです。
②デメリット
・階段移動が多くなる
2階リビングにあわせてダイニング・キッチンも配置してLDKにした場合には、
買ってきた食材を2階まで運ぶ必要があることから、負担は大きくなりがちです。
買い物から帰ったときだけではなく、来客時や外出時、宅配が届いたときなどにも
階段移動が発生するため、面倒に感じるかもしれません。
階段移動の負担を減らすには、傾斜を緩くする、踊り場を設けるなど、
上り下りしやすい設計にすること。
さらに階段と玄関の位置を近くする、階段を上がってすぐのところにキッチンを配置するなど、
動線を短くすることでも負担を軽減できます。
・暑くなりやすい
2階リビングは、暖かい空気は上にたまること、1階よりも窓からの直射日光を受けやすいこと、
屋根からの熱が直接伝わることから暑くなりやすいです。
そのため、家全体の断熱性を上げる必要があります。断熱材の量や厚みを増やす。
また、より高性能なサッシや窓ガラスを導入するなどの対策が必要です。
さらに開閉可能なトップライトやシーリングファンを設置し、暖かい空気を逃がすこともおすすめです。
特にシーリングファンは、空気を攪拌してくれるため、冷暖房の効きがよくなり光熱費の節約にもつながります♪
③実際の施工事例
▶グランビュー岡山東/7号地
リビングに大きな窓を設け自然光がLDKにたっぷりと注ぎ込まれます。
フラットバルコニーとリビングをつなげることで帖数以上の解放感♪
ご見学はこちらから
▶サクラフィーノ茨木水尾
LDK全体が勾配天井になっており上部に天窓があるためかなりの解放感と明るさ。
フラットバルコニーにはガーデン用のテーブルセットを置き第二のリビングのようにしました♪
まとめ
いかがでしたか。今回は2階リビングのメリット・デメリットについてご紹介いたしました。
実際にご見学頂けるモデルハウスもございますので、ぜひお気軽にお問合せください!
野村工務店では、専任の設計士とインテリアコーディネーターが家の完成までしっかりとサポート致します。ご家族の理想の住まいを叶えるために様々なご提案が可能ですので、是非お気軽にお声がけください。
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