リビング階段推し!暮らしを魅力的にする3つのポイント 2024年 04月 04日
【リビング階段推しの理由は?】
オープンな暮らし方ができるリビング階段を住まいに取り入れてみるのはいかが?今回は、デメリットを交えながら、リビング階段による、暮らしを魅力的にする3つのポイントをご紹介します。リビング階段とは?
リビング階段とは、その名の通り、リビングやダイニングなど居住空間の中に階段がある間取りのことです。 特徴は、階段を利用するときに、必ずリビングを通過する設計ということです。逆に、玄関ホールなどに階段がある場合は、2階に直接行けることになります。
水廻りも玄関ホール近くに設置されている場合、食事以外は玄関と居室、水廻りの往復だけで生活が完結することもできます。
リビング内に階段があると、上階に行くには必ずリビングを経由するため、特に意識しなくても家族が顔を合わせる機会が多くなるのが特徴です。
では、そんなリビング階段のデメリットとは何か、みていきましょう。
リビング階段のデメリットとは?
デメリット①「リビング階段は寒い」という話。
階段とあわせて上階に繋がる吹抜けを採用した開放的な空間デザインとした場合、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に滞留するため、「リビングが寒い」と言われることが多いのですが、こういった間取りでも、断熱性能を保持した(東京・関西圏における)ZEH基準(断熱等級5)を取得することも可能なため、施工会社さんの仕様によりますが、いわゆる「寒い」というのは心配なさそうです。
体感温度は人それぞれなので、あくまで数値としてですので、設備で工夫も可能です。
遠赤外線効果のある薪ストーブを取り入れたり、(※野村マガジン参照【冬の暮らしが大きく変わる!自宅に「薪ストーブ」を置いてみませんか?】https://www.nomura-k.co.jp/magazine/845/)、床暖房設備を取り入れたり、シーリングファンを取り入れたり(※野村マガジン参照【吹き抜けリビングの温度管理はシーリングファン?サーキュレーター?】https://www.nomura-k.co.jp/magazine/66/)することで解消されます。
デメリット②2階にニオイや音が伝わりやすい
料理のニオイなどは、空気の対流にのって上層へと伝わりやすいものです。また、2階の個室で集中して勉強したいときに、リビングでの楽しそうな音がすると集中できない。子どもが寝ていて気を遣う。
これらは、階段をキッチンの近くにしない、吹抜けの階段にせず扉を付けられる設計にする、階段上がってすぐをフリースペースやインナーバルコニー(※野村マガジン参照【花粉症対策にもなる!インナーバルコニーのある住まい】https://www.nomura-k.co.jp/magazine/1125/)、ファミリークローゼットにして、階段から寝室を離すなことで解消することができます。
上記施工例写真:階段上がってすぐの場所に設けた部屋干しスペースのインナーバルコニー
デメリット③散らかってるのを、見られてしまう。
散らかっている時に限って子どもが友達を連れてきた・・・、逆に来客時に帰宅してしまって何となく気まずい・・・ということが起こりやすくなるのもデメリットと言えるでしょう。
もうこれは逆の発想で、散らからないようにする意識ができることでいつも美しいリビングを保てる!と考えましょう。それでも...って方には玄関から2wayアクセスにする間取りがいいかも。
上記施工例写真:お客様用の和室へ玄関から直接入れる
上記施工例写真:リビングドアとは別にキッチン側からダイニングに入ることが出来る
では次に、リビング階段推しする3つのポイントを見ていきましょう。
推しポイント①家族間のコミュニケーションが増える
リビング階段を取り入れると、自分の部屋に行きたい時などに、必ずリビング・ダイニングを通ることになります。そのため、外出時や帰宅したときに、「おかえり」「いってらっしゃい」など、自然なコミュニケーションが生まれやすくなります。
また、階段を通して空間がつながっているため、1階と2階の心理的な距離感がとても近く、2階で過ごしていても家族を近くに感じることができます。
推しポイント② 2階までの伸びやかな空間ができる
開放感のあるリビング空間と合わせてプランすることで、帖数以上の広がりを感じることができます。また天井の高さに合わせて窓を大きく取ることで採光たっぷりのリビングにもなります。
推しポイント③ 空間デザインがカッコイイ!
らせん状のスリット階段に黒のアイアンを採用した空間のアクセントとしてのデザインから、
まどりや窓の配置と合わせて考えることで室内外を一体に感じる開放感を演出するなどの空間デザインにも一役買います。
また階段の踏み板や手すりを木製のアンティークデザインにするなどお好みのデザインをチョイスすることでインテリアとしても楽しめます。
階段形状はストレートや、らせん階段にするなど、少しデザインを変えるだけで、室内の印象がぐんと変わります。手すりや蹴込み・踏板のカラーを変えると、リビング空間のアクセントとに。長い時間を過ごすリビングだからこそ、全体イメージの統一としても重要です。(【階段を住まいのオブジェにしてみませんか?】https://www.nomura-k.co.jp/magazine/17655/)
こんな方におすすめ!
これらのポイントから、家族のコミュニケーションを重視している方は、ぜひ採用することをオススメします。居住空間をできるだけ広く感じたい方や、伸びやかな空間でゆったりと暮らしたい方にもオススメです。
いかがでしたか? 今回は、リビング階段推しの理由とポイントについてご紹介しました。お子様が成長していく中で家族の在り方もどんどんと変わっていきます。またご夫婦だけの場合でも、自然にコミュニケーションがとれ、それぞれの時間を楽しみながらも一緒に暮らす楽しみを生み出してくれるリビング階段を選択肢のひとつとして検討していただくのもいかがでしょうか?
野村工務店では、専任の設計士とインテリアコーディネーターが家の完成までしっかりとサポート致します。ご家族の理想の住まいを叶えるために様々なご提案が可能ですので、是非お気軽にお声がけください。
(公式HP)設計士紹介ページ:https://www.nomura-k.co.jp/policy/creator/