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家づくりコラム~家づくり、暮らしのお役立ち情報~ Column

住宅ローンの事前審査と本審査の違いは? 2024年 07月 26日

住宅ローンには事前審査と本審査があり、どちらも通過してはじめて融資が受けられます。
しかしなぜ2度も審査を受ける必要があるのか、何が違うのかと疑問に思いますよね。

そこで今回のコラムでは、事前審査と本審査の違いを、審査の流れやチェックポイントから説明します。
家づくりを始める前に、しっかりと確認しておきましょう。


▶住宅ローンに必要な2つの審査



まずは事前審査と本審査がどのような審査で、どのタイミングで受けるのかを説明します。

借り入れの申し込み前に受ける「事前審査」
土地の購入申込書を提出する前や、住宅会社と契約する前に受けるのが、事前審査(仮審査)です。申請者の年齢や収入などから融資が可能であるのかを審査し、利用者に知らせるために実施されます。
事前審査で確認されるのは、申請者の返済能力や信用情報、物件価値と借入額のバランスなどです。

融資を受ける前に受ける「本審査」
事前審査に通過したら、融資にあたって本審査を受けます。
本審査では年齢や収入のほか、自己資金の有無や雇用状況、健康状態、住宅の担保価値などのさまざまな観点から、
申請者の返済能力の有無が厳密に審査されます。

提出書類も一気に増え、事前審査時の書類に加えて住民票や印鑑証明書、購入物件の平面図、売買契約書、重要事項説明書などの詳細書類などが必要です。


▶事前審査と本審査を受ける流れ




事前審査と本審査は、次のような流れで進んでいきます。

1. 住宅の資金計画を立てる
2. 土地または住宅会社を探す
3. 住宅ローンを利用する金融機関を探す
4. 事前審査に申し込む
5. 土地または住宅の売買契約を締結する
6. 本審査に申し込む
7. 住宅ローンの融資を受ける

事前審査の結果は早ければ当日、遅くとも3営業日以内にわかります。
同時に複数の金融機関に申し込みができるので、落ちてしまったときのために2〜3行で受けておくと安心です。

事前審査に通過したら本審査に申し込みますが、審査期間は通常1〜2週間ほど、遅ければ3~4週間ほどかかるので、
購入を急ぐ方は早めに書類を準備しておくことをおすすめします。



▶事前審査と本審査のチェックポイント



もし事前審査や本審査に落ちてしまったとしても、他の金融機関に申し込むことはできますが、
できれば本命の金融機関を利用したいですよね。
最後に、事前審査と本審査の申込時に意識しておきたいポイントをお伝えします。

事前審査のチェックポイント
事前審査を受ける際に気をつけておきたいポイントは、以下のとおりです。

①65歳までに完済できる返済期間で申請する
②年収に対して無理のない借入額にする
③他のローンはできる限り完済しておく

①65歳までに完済できる返済期間で申請する
金融機関の多くは年齢を重視しており、完済時年齢の上限を75歳〜80歳にしている場合がほとんどです。 しかし、だからといって80歳まで返済が続くような返済期間で申し込むと、定年後の返済が難しいのではないかと判断され、審査が厳しくなってしまう恐れがあります。
借入時の年齢にもよりますが、できれば定年を迎える65歳までに完済できる返済期間を設定しましょう。

②年収に対して無理のない借入額にする
年収に対する借入額の比率を年収倍率といい、理想は5〜7倍 です。
審査は収入のみで決まるわけではないので、8〜10倍で申し込んでも審査に通ることはありますが、できれば7倍以内にとどめておいたほうが良いでしょう。

③他の借り入れはできる限り完済しておく
事前審査では、返済額が年収に占める割合である返済負担率(返済比率)も審査されます。返済額には住宅ローンのほか、自動車ローンやカードローン、奨学金なども含まれるため、返済するものが多ければ審査が厳しくなることも。
事前審査に申し込む前に、できる限り他の支払いは完済しておきましょう。

本審査のチェックポイント
本審査に落ちる確率は5%程度 といわれていますが、だからといって必ず通るとも言い切れません。
申し込む前に、次のポイントに気をつけておきましょう。

①自己資金を増やす
自己資金を増やして事前審査時よりも借入額を減らせば、年収倍率や返済負担率が低くなるため審査に通りやすくなります。
申し込みまでに時間がある方は、貯蓄をできるだけ自己資金に充てると良いでしょう。
ただし、引っ越し費用や家具・家電購入費用、生活防衛資金分の現金は必ず手元に残してください。

②健康状態を加味して団信を選ぶ
金融機関が提供する住宅ローンは、借入時に団体信用生命保険(通称:団信)への加入が義務付けられている場合がほとんどです。
そのため、健康状態の問題で団信の審査に落ちてしまうと、住宅ローンの審査にも落ちてしまいます。

本審査の時点で健康面に不安がある方は、一般団信よりも審査が緩和された「ワイド団信」への加入や、団信の加入義務がない「フラット35」を検討しましょう。



▶まとめ



住宅ローンの融資を受けるためには、事前審査と本審査の2つの審査に通過しなくてはなりません。事前審査は必要書類が少なく気軽に申し込めるイメージがありますが、確実に審査に通過するためにも、今回紹介したポイントをしっかりと意識してみてください。

事前審査にさえ通過すれば本審査で落ちる可能性は低くなりますが、借入額が大きかったり、健康面に問題があったりなどの不安要素があるのなら、申し込み前に条件を見直しておくことをおすすめします。

野村工務店では家づくりだけではなく、金融機関の選定から借入額の設定まで、住宅ローンもしっかりとサポートいたしますので、借り入れに際して不安がある方も、まずはご相談ください。
野村工務店公式HPよりご相談ください。

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