光・風・緑と一緒に暮らしませんか?中庭のある家の楽しみ方 <2> 2016年 09月 20日
中庭はスペイン語で「パティオ」と言います。スペイン、アンダルシア地方の「コルドバ」では、古くから街をあげて各家庭の中庭の美しさを競う「パティオ祭り」が開かれており、世界遺産に認定されているそうです。花や草木に溢れた美しいコルドバの「パティオ祭り」をモチーフにした中庭で、暮らしをもっと楽しむアイデアをご紹介します。
◆ 見る・育てる・食べる を楽しむハーブガーデン ◆
オープンエアなプライベート空間を楽しめるのが中庭の魅力です。周りの家や道路からの視線を気にすることなく、ライフスタイルや趣味に合わせて、様々な使い方ができますよ!「緑を楽しみたいけれど、本格的なガーデニングはちょっと自信がない」という方は、オシャレな中庭が手軽につくれるハーブガーデンに挑戦してはいかがでしょうか?
ホームセンターなどでも、豊富な種類のハーブが手に入ります。背の低いハーブは、プラントスタンドやワインの木箱などを使えば、庭に立体感が生まれ、お手入れもしやすくなります。中庭が道路や隣家に面している場合は、木製フェンスなどで目隠しを。
ハーブティーを楽しめる、ペパーミント、ローズマリー、セージやタイムなどを育ててみましょう。バジルやパセリなども幅広い料理に使える人気のハーブです。
摘みたてのハーブを使った「フレッシュハーブティー」はいかがですか?光や風が気持ちのいい、オープンエアの中庭は、家事の合間の休憩や、気の置けない友達のおもてなしにぴったりな空間ですね。
中庭には、ガーデン用のテーブルとチェアを置いて、ティータイムを楽しみましょう。一人分の「フレッシュハーブティー」はティースプーン三杯程度の葉が目安。よく洗ったハーブの葉を耐熱ガラスなどのティーポットに入れ、お湯を注いで蓋をして3分~5分ほど蒸らしてください。ハーブの香りを楽しみながら、贅沢なひと時を過ごせます。
中庭なら、大きな鉢植えの果樹も重量を気にせず楽しめます。鉢植えでも育てやすいライムやレモン、ブルーベリー、イチジクなどがおすすめ。収穫の楽しみが増えますね!
日差しが強い季節に庭でくつろぐ時には、直射日光を避ける「オーニング」があると重宝します。
◆ オープンエアのプライベート空間を楽しむ住まい ◆
今回の写真を撮影したモデルハウスは、約30坪の敷地に4LDKとガレージ、コルドバ地方の中庭をモチーフとしたパティオを実現しました。ガレージの奥に中庭を配することで、よりプライベート性の高い住まいになっています。
雨の日でも、濡れずに車から降りて家の中に入れるエントランスガレージ。上部に設けた棚には、アウトドア用品をすっきり収納できます。梯子は取り外して壁にかけられるので邪魔になりません。
華やかな中庭のテイストに合わせて、門柱のデザインにもこだわりました。
オリジナルデザインのサッシから、光と風を採り込むリビング。室内からでも、外の景色を楽しめます。
【モデルハウス概要】
■敷地面積:100.68㎡(30.45坪)
■1F床面積:51.61㎡(15.61坪)
■2F床面積:43.99㎡(13.30坪)
いかがでしたか?プランニングの工夫次第で、限られた敷地でも使いやすい中庭をつくることは可能です。あきらめずに、ぜひ一度設計士さんに相談してみてくださいね!